「沖島の夏 伊崎の棹飛び観賞とビワマス」添乗レポート
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皆さまこんにちは。琵琶湖汽船スタッフのNです。
毎日、猛暑日が続いておりますが、夏バテなどしておられませんでしょうか。
さて今回、『沖島の四季クルーズ』に添乗しましたので、その時の様子をご紹介します!
『沖島の四季クルーズ』は、年4回の開催で、カルチャー講師が同行して春夏秋冬の沖島と旬の湖魚料理を味わうシリーズ企画です。今夏のテーマは「伊崎の棹飛び湖上観賞とビワマス料理を味わう」。伊崎の棹飛び開催日に合わせて8月1日に開催しました。
「いんたーらーけん(びわ湖光秀号)」に乗船し、大津港を出港です。この船は、普段は、竹生島クルーズの今津航路で使用している船なのでカルチャークルーズで使用するのは珍しく、初めて乗船するというお客様が多かったです。
南湖をクルーズしながら、室内では琵琶湖八珍についての講義が始まりました。講師は、琵琶湖の歴史文化に造詣の深い大沼芳幸先生。当社の解説付きカルチャークルーズでは、お馴染みの先生です。
皆さん、「琵琶湖八珍」という言葉を聞いたことがありますか?
琵琶湖八珍とは、びわ湖の特徴的な魚介類8種で構成されており、滋賀県立安土城考古博物館が来場者への湖魚料理人気アンケートを基に供給量などを考慮して選定されたもの、だそうです。今回の昼食のメイン料理でもある「ビワマス」も琵琶湖八珍の1つです。スライドでは、八珍の料理画像がたくさん紹介され、どれもとっても美味しそうで、見ていると食欲がそそられます。笑
解説を聞いていると、あっという間に目の前には琵琶湖大橋が。橋の下をくぐるという体験は、船でしかできない!ので、急いで2Fのデッキにあがりました。船から見る琵琶湖大橋は迫力満点です。
南湖から北湖へと入り、ここからは、伊崎の棹飛びについての解説を聞きながら、伊崎寺へと向かいます。
伊崎の棹飛びは、近江八幡市にある天台宗の寺院・伊崎寺に約1100年前の平安時代から伝わる修行の一つで、人々の願いをかなえるために、湖面から7メートルの高さに突き出た長さ14メートルの棹の上から、我が身を捨てて飛び込む「捨身の行」です。
参加できるのは、比叡山延暦寺で百日回峰行の修行を終えた僧侶たち。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった今年は28歳から49歳の僧侶10名が全国から参加しました。
伊崎寺付近に到着です。棹飛びの様子を見ようと、他ツアーの船やカヌー、カヤックが予想以上にたくさんいてびっくりしました。棹飛びはまだかな、とワクワクしながら待っているものの・・・なかなか僧侶の姿が見えず。みんなカメラを構えて待ち望んでいます。
神事が終わり、僧侶の姿が見えました!! 棹飛び開始です。
さすが、百日回峰行の修行を終えた僧侶たち。1歩踏み出すごとにしなる細い棹の上をすたすたと歩いていかれます。次々にびわ湖に飛び込んでいかれました。「すごい!」の一言です。
棹飛び観覧後は、沖島へ向かいます。沖島到着後は、本ツアーのもう一つのお楽しみ「ビワマスづくしの昼食」です。
ビワマスは、夏に旬を迎える湖魚で、びわ湖で一番美味しい魚と言われています。そのビワマスを沖島の漁業組合婦人部の方々が様々な料理にしてくれました。夏ならではの冷や麦やスイカも付いており豪華バージョンです。
食材はすべて、沖島で獲れたものばかり!皆さん、とっても美味しそうに食べておられました。
昼食後は、それぞれ自由に沖島を散策。とっても暑い日だったので、少し歩いただけで汗だくになってしまいましたが、沖島を散策していると、のどかな雰囲気とゆったりとした島時間を感じ、心が癒されました。
沖島出港後は、琵琶湖大橋のたもとにある「道の駅米プラザ」に立ち寄り、大津港へと戻ってきました。
伊崎の棹飛び観覧、ビワマス料理、沖島散策、クルーズと、1日びわ湖を満喫できました。この日しか体験できない貴重な1日となりました。
2022年度沖島シリーズ(秋)は、10/29(土)開催です。テーマは「ケンケン山トレッキングと湖魚料理」。ケンケン山から見るびわ湖の景色をぜひ堪能してほしいです!(詳細は、こちら)
そして、もう一つお知らせがあります。このブログを読んで、ビワマス料理を食べてみたいと思われた方に朗報です! 8/28(日)開催のクルーズ「沖島ウロリ漁見学とビワマス」でもビワマス料理が味わえます。詳細はこちらをご確認ください。
まだまだ猛暑日が続きますが、ご自愛くださいね。皆さまに会える日を楽しみにしています!