おすすめの観光地 【米原】醒井の梅花藻ご紹介
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みなさま、こんにちは。琵琶湖汽船のNです。
お盆休み、皆様はどのように過ごされましたか?
まだまだ暑い日が続いておりますが、暑い夏にこそぜひ行ってもらいたい涼しげな場所「醒井の梅花藻」について、先日、実際に行ってきましたので、その報告も兼ねてご紹介しますね!
みなさまは、水中花「梅花藻(バイカモ)」をご存じでしょうか?
梅花藻は、川の水底に群生し、水流の流れに沿って這うように育つキンポウゲ科の淡水植物で、長さは50センチほどになります。
梅の花に似た、白い小さな花を5月中旬~9月下旬まで咲かせ、7月下旬~8月下旬にかけて見頃を迎えます。
水温14℃前後の清流でしか育たないため、全国でも生育場所が限られているそうです。
この貴重な「梅花藻」が見られる場所が滋賀県にもあるんです。それが、米原市醒井にある地蔵川。
地蔵川は、居醒の清水(いさめのしみず)から湧き出る清水によってできた川で、水温は年間を通じて14℃前後。梅花藻が生息するにはとても良い環境で、流域500メートルにわたって梅花藻の群落が生育しています。
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川底でゆらゆらと揺れる緑の葉と1cmほどの小さい白い花が、束の間、暑さを忘れさせくれます。
梅花藻を見ていると、所々、白い花の中にぽつぽつとピンク色の花が混ざっています。梅花藻ってピンク色の花もあるの??と不思議に思いながら歩いていると、ピンク色の花の正体は百日紅(サルスベリ)の花だと分かりました。
川沿いには、百日紅の木が植えられていて、その花が川面に落ちて梅花藻と一緒に浮かんでいるのです。
ちょうどこの時期(8月)は百日紅の花(ピンク)と梅花藻(白)の共演をみることができるので、特におススメです。
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「居醒の清水」は、その昔、伊吹山の大蛇退治で負傷したヤマトタケルノミコトが、この清水に浸かると完治したことから、この名がついたと伝えられているとか。
「平成の名水百選」にも選ばれており、水は透き通っていてとってもキレイです。見ているだけで涼しく、心もキレイに洗い流される感じがして癒されます。奥には水のみ場もありました。
また、この地蔵川には岐阜と滋賀のごく一部にしかいない、国の絶滅危惧種に指定されている淡水魚の「ハリヨ」が生息しています。美しい清流と水草が無いと生息できないハリヨは、梅花藻と同じように貴重な生きものです。
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旧中山道の宿場町であった醒井は、街道の両側に趣のあるお店が立ち並んでいます。醒井の湧水で仕込んだお醤油やその醤油を使ったスイーツが楽しめる「ヤマキ醤油」さん、創業から100年を超える老舗和菓子店で名水まんじゅうが名物の「丁子屋」さんなど、散策の合間に立ち寄れるお店もあり楽しめます。
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さて、梅花藻を楽しんだ後は、もう一つのお楽しみ!昼食タイムです。
今回は、地蔵川から歩いて行くことができる「かなやキッチン」さんにお邪魔しました。古民家を改装したカフェでとてもレトロな佇まいです。
醒井には、「醒井養鱒場」があり、マス養殖発祥の地と言われています。こちらのお店でも「鱒寿司食べ比べ」や「虹鱒丼」など心惹かれるメニューがいっぱい。その中でも、「数量限定!びわ湖のフォアグラ」という言葉が気になり「ビワマス丼」を注文。
ビワマスの美味しさはもちろんのこと、ごはんにかけられた少し甘めのタレとビワマスの上品な脂が口の中で合わさり、絶妙な味わいです。一口食べて思わず「美味しい!!」と声に出してしまいました。まさにトロケル丼です。
人気のお店ということで、11時00分のオープンと同時に行ったので、すぐに入れましたが、あっという間に満席になっていました。予約ができないそうなので、行かれる際はお早めに!
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今回紹介した醒井の梅花藻は、竹生島クルーズの乗り場である長浜港から、車で約25分くらいの場所にあります。
9月下旬までは、きれいな梅花藻が見れるようなので、ぜひ皆さまにも行ってみてほしいです。ぜひ、竹生島クルーズと合わせてお楽しみいただけたら嬉しいです。