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「びわ湖縦走雪見船クルーズ」添乗レポート

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皆さまこんにちは。琵琶湖汽船スタッフのNです。
冬ならではのクルーズ「びわ湖縦走 雪見船クルーズ」が今年も運航開始となりました。
びわ湖の冬景色が楽しめる雪見船クルーズに乗船し、長浜の新春の風物詩「長浜盆梅展」へ行ってきましたので、ご紹介します!

「びわ湖縦走 雪見船クルーズ」は、毎年1月末~2月(曜日限定)に開催されており、大津港と長浜港の間を約2時間20分で結ぶ冬限定のクルーズです。2023年の就航船は、「megumi」
片道コース(大津→長浜もしくは、長浜→大津)と往復コース(大津↔長浜)があり、予定に合わせて選ぶことができます。さらに、往路と復路では航路が少し変わるので、往復乗船した場合でも、船窓から見える景色が全く同じではないんです。いろんな景色をみることができるのは嬉しいですね。

2023年の雪見船は「megumi」で運航 

大津港からmegumiに乗船し出発です。船内では、観光ガイドが乗船しているので、船窓から見える景色やびわ湖について、いろいろと紹介してもらえます。
先日の大雪により、出発地の大津でも雪が積もっているところがあります。3・4年前の暖冬だった年は、湖北でも雪が少なく雪が見れない時もあったのですが、今年は期待できそうです。

観光ガイドがびわ湖について紹介してくれます!
南湖の山々にも雪が積もっています

琵琶湖大橋が目の前に見えてきました。琵琶湖大橋の手前、堅田側にはびわ湖で唯一の造船所「杢兵衛造船所」があります。当社の船はすべてこの造船所で作られています。よく見ると、外輪船「ミシガン」が入庫しています!冬の時期に、各船舶は定期点検に入るのですが、ちょうど点検のため、ドッグ入りしていました。ドッグ入りしているミシガンを見ることができるのは、冬の一定期間のみとなります。
年度にもよりますが、ドッグ見学ツアーを開催することもあります。ご興味ある方はホームページをチェックしてみてくださいね。

杢兵衛造船所 ミシガンが入庫しています
琵琶湖大橋を越えて、北湖へ向かいます

往路では、天候にもよりますが、風の影響がなければ、沖島・沖の白石・多景島を船内から眺望することができます。竹生島も少し遠いですが眺望することができるので、雪見船クルーズ(往路)に乗船すれば、びわ湖にある4つの島を全て眺望できることになります。実際に島に上陸したいという方は、5月から11月に開催される「ぐるっとびわ湖島めぐり」(運航日限定・事前予約制)もチェックしてみてくださいね。

沖の白石 雪が積もっています。この時期ならではの景色です
伊吹山(中央)と多景島(中央右側)のコラボ写真(後日撮影分)

雪化粧された比良山はとっても綺麗で、見ごたえたっぷりでした。この日は、少し吹雪いていたため、伊吹山は残念ながら見ることができませんでした。 (後日、別の日に、とっても綺麗な伊吹山が姿を現してくれました!迫力がすごかったです。前回見れなかった分、感動が大きかったです。)

雪化粧された比良山系 ポストカードの世界みたいです
長浜港近く 伊吹山がどーん!迫力ありますね。(後日撮影分)

約2時間20分の船旅と聞くと、少し長いなと感じる方もおられるかもしれませんが、観光案内を聞きながらびわ湖の景色を眺望しているとあっという間の時間でした。船内では、温かいお飲み物や旅のお供にぴったりなお菓子も販売されています。また、希望者には、事前予約制となりますが、近江牛しぐれ煮などの滋賀の恵みを取り入れた 「雪見船特製オリジナル弁当」も購入可能です。往復利用の方や長浜でゆっくり観光されたい方は、船の中でゆっくり食べることがができるのでおすすめです。

売店商品
雪見船特製オリジナル弁当

長浜港へ到着し、歩いて約5分の場所にある「長浜盆梅展」へ向かいます。長浜盆梅展は、今年で72回目を迎える歴史・規模ともに「日本一の盆梅展」です。3m近い巨木や樹齢400年超の古木など約90鉢が展示されているのですが、約300鉢の盆梅の中から開花状況に合わせて毎日入れ替えを行っているそうなので、常に見頃の盆梅をみることができます。毎日入れ替えってすごいですよね。スタッフの方に話を聞くと、盆梅展によく来られている人たちは、満開ではなく5分咲きくらいが一番素敵と言われるようです。

会場に入ると、優しい梅の香りが漂ってきました。白いお花の方が香りが強いのだとか。明治時代に建てられた慶雲館のお座敷にずらりと並んだ盆梅は見ごたえたっぷりです。

長浜盆梅展は慶雲館で開催されています
 とっても立派な盆梅 梅の香りに癒されます

米原在住の切り絵作家、早川鉄兵氏の切り絵作品と盆梅とのコラボレーション展示が今年も開催されています。早川鉄兵氏と盆梅のコラボは今年で3回目となります。今年のテーマは干支にちなんで「うさぎ」
入ったとたんに、一気に早川ワールドに引き込まれる感じがします。可愛いウサギなどの動物と盆梅が上手く調和されていて、写真を取りながら「可愛い」を連呼してしまいました。笑 
是非、皆様にもご覧いただきたいです。きっと癒されますよ。

よく見ると大きな魚の中にも小さい魚が描かれています
ピンクのしだれ梅とうさぎのコラボは見事です

会場の2Fには、盆梅カフェがあり、お抹茶や和菓子をいただくことができます。テーブルに置いてあるパテーション、早川さんの作品とコラボされているのですが、とっても可愛くて、一目惚れしてしまいました。他にも、盆梅展オリジナル絵馬やおみくじもありましたよ。

一目惚れしたパテーション。うさぎ可愛すぎる!

盆梅展を見学した後は、長浜港より再び船に乗り大津港へと向かいます。雪見船クルーズの復路(長浜→大津)での見どころは、白髭神社を湖上から参拝できること。湖中の大鳥居と国道側の鳥居が重なるポイントでお願い事をすると叶うのだとか。船に乗船しないと体験できない湖上参拝は価値があります。白髭神社が近づくと、鳥居の上にも雪が積もっていました。雪が積もっている白鬚神社は初めて見ました。その後は、観光案内を聞きながら、大津港へと帰ってきました。

鳥居の上にも雪が積もっているのは初めて見ました
鳥居が一直線に並びました!!

長浜には、盆梅展以外にも、長浜城歴史博物館黒壁スクエアなど、観光スポットがいくつかあります。雪見船クルーズ往復利用の場合は、長浜滞在時間が1時間40分程度なので、ゆっくりと長浜市内を観光したい方は片道利用がオススメです。

びわ湖縦走雪見船クルーズは、2023年2月27日までの土日祝運航、長浜盆梅展は3月12日まで開催されています。
寒い冬の時期だからこそ味わえるびわ湖の景色を堪能してみませんか。

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