観光案内

国宝「唐門」・重文「観音堂」

西国第30番札所。京都東山の豊国廟の極楽門を移築したものです。

国宝・重文に指定されている唐門と観音堂には豪華絢爛な桃山様式の美しい彫刻や鮮やかな文様が今も残されています。

2013年度より実施されていた、『唐門』『観音堂』『舟廊下(渡廊)』の檜皮屋根の全面葺き替え、彩色・漆塗りの塗り直し、 及び飾り金具の鍍金メッキ仕上げ等の修復保存事業は2020年春に完了し、美しい姿になりました。

 

竹生島港から
徒歩約5分
住所 長浜市早崎町1664-1
URL https://www.chikubushima.jp/
最寄りの港 長浜港、今津港
概要

国宝「唐門」・重要文化財「観音堂」とは

滋賀県長浜市、琵琶湖に浮かぶ竹生島の中にある国宝「唐門」。唐門とは、平安時代後期からあり、屋根に独特の唐破風(弓を横にしたような形をし、中央が高く、左右になだらかに流れる曲線をもつもの)があることから呼ばれます。門という名称ですが、玄関ホールのようになっていて、そのまま観音堂へとつながっています。
この唐門は、京都東山の豊国廟の唐門または極楽門を移築したと伝わるもので、極楽門が大坂城から豊国廟へ移築されたという説が強くなっており、秀吉時代の大坂城の唯一の建物と考えられています。移築の際、土地の条件から観音堂に接して建てられています。

観音堂のご本尊は、先手観音。観音堂の中心部分は南側一間通りを外陣、北側を一室の内陣として、本尊の千手千眼観音立像を安置しています。床下まで柱に黒漆が塗られていることから移築されたことは明らかで、唐門と共に豊国廟から移されたと伝えられています。真言宗豊山派、巌金山の号を持つ、西国三十三観音霊場第30番札所です。

国宝「唐門」・重要文化財「観音堂」の見どころ

唐門・観音堂・舟廊下は、6か年という長年にわたる修理保存事業を終え、2020年春に美しい姿になりました。
特に、重厚な唐門に施された彫刻は、とても見ごたえがあります。桧皮葺、建物全体を総黒漆塗りとした上に金鍍金の飾金具が散りばめられ、虹梁中央の蟇股の周囲には鳳凰や松・兎・牡丹の彫刻を、二枚の大きな桟唐戸や壁には牡丹唐草の彫刻を極彩色塗りとして飾っています。豪華絢爛と言われた桃山様式の『唐門』の代表的遺構といえます。

  

国宝「唐門」・重要文化財「観音堂」(竹生島)のアクセス情報

「長浜港」「今津港」「彦根港」の各港から、定期便でアクセスが可能です。各港には、無料駐車場があります。
長浜港、今津港から竹生島までの所要時間は、約30分。琵琶湖汽船の定期クルーズ「竹生島クルーズ」にご乗船ください。
竹生島クルーズの詳細は、こちら
彦根港から竹生島までの所要時間は40分。オーミマリンにて運航。

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湖西・湖東どちらかも乗船できます。

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